赤ちゃんの夏の熱中症対策は?外出時はどうすればいい?
赤ちゃんはそもそも大人より体温が高いため、大人が感じている温度よりも暑く感じています。また代謝も活発なので余計水分も必要とします。
そんな赤ちゃんはまだしゃべれませんから暑さや喉の渇きを訴えることができませんから特に気をつけてあげなくてはいけないのです。それでは赤ちゃんの夏の熱中症対策はどのようにすればいいのでしょうか?
赤ちゃんの夏の熱中症対策には何をすればいいの?
まずは服装に気をつける必要があります。おしゃれなベビー服を着せたい親の気持ちはわかりますが、そのため重ね着をするようなことになっては赤ちゃんはたまったものじゃありません。
また汗を吸わせるために肌着も着用したほうが良いという考え方もありますが、スポーツをするわけではないのですから体温の高い赤ちゃんには薄着をさせてあげましょう。なので汗をかいたらこまめに着替えをしてあげてください。
また、室内に1日中いる場合はエアコンがあるのでいいのですが、もし節電などでエアコンを使いたくない場合には窓を全開にして外に向けて扇風機を回します。
そのように風通しを良くしてさらに冷たいタオルをおでこに当ててあげるなどすると良いでしょう。また、行水させてあげるのも気持ちいいと思います。
赤ちゃんの夏のお出かけの時の熱中症対策とは?
◆車でお出かけする場合
それでは車でのお出かけの熱中症対策についてです。
車はとにかく高温になるスペースですからたとえ短い時間でも注意が必要です。
まず赤ちゃんを車に乗せる前に車内を涼しくしておく必要があります。
出かける10分前くらいには前もって窓を全開にして熱を外に出しておきます。
そしてチャイルドシートも熱くなっていますから保冷剤で冷やしておくと良いでしょう。もちろん、赤ちゃんを乗せる時は保冷剤は必ず取ってから乗せてくださいね。またチャイルドシート専用の冷感シートもありますから利用するのもいいでしょう。
◆ベビーカーでお出かけする場合
ベビーカーで外出する場合は一番暑い時間帯は避けるようにしましょう。
出来れば午前中のうちに出かけてしまうとか、日差しが弱まってくる4時以降くらいからにするべきです。
ベビーカーにいる赤ちゃんは地面からかなり近いところにいるわけですから、地表からの輻射熱は相当なものです。なので当然日陰を歩くようにするとか、ベビーカー用の保冷シートなどを利用すると良いでしょう。
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ですからとにかく大人が感じているよりも赤ちゃんは暑いんだということを念頭に置いて行動する必要があります。
赤ちゃんの熱中症対策での塩分補給は?母乳やミルクだけではダメ?
熱中症対策といえば水分補給と塩分補給ですね。となると赤ちゃんも夏場は汗をたくさんかくので大人と同じように水分補給と塩分補給が必要なのでしょうか?
結論を言えば特に必要ありません。母乳やミルクにも電解質が入っているのでそれだけでも大丈夫なのです。もし熱中症の予防ということであれば麦茶や水を上げれば良いです。
塩分補給については赤ちゃんの腎臓はまだ未熟なため塩分の濃いものはかえって注意が必要です。もし下痢や嘔吐といった症状や大汗をかいて脱水した時には赤ちゃん用のポカリスエットなどを飲ませてあげるようにします。
まとめ
大人も熱中症には気を付けなければなりませんが、自分でいろいろなことが出来ない赤ちゃんはママや周りの大人が気を付けてあげなければなりません。
ですから、できるだけ暑い日中のお出掛けは控えるようにして、どうしても外出する場合は赤ちゃんは大人よりも体温が高いとか汗をかきやすいということを認識して対処するようにしてください。